あやしいタイトルの本『自分でできる超能力』(本山博著)によれば、息を吸ってその流れを尾骶骨の末端まで下ろし、背骨を通して眉間まで上げることで、生命エネルギーを体に回せと説く。超能力とうたっているので眉唾本と思われがちだが、ヨガ修行をしたという著者が言うのは、忘れられた「普通の能力」にすぎない。人には自然治癒力や回復力がある。それを復活させることが本来の人間力を取り戻させる。

毎晩数億の細胞分裂で新陳代謝が行われていると医学は言い、それを「気•血•水(き、けつ、すい)』のめぐりと東洋医学では言う。気は生命活動のエネルギー源で、血は全身に栄養を渡らせるもの、水は血以外の水分である。目なら房水、肺なら胸水、体をめぐるリンパ液も水分である。この三つを巡らせることで自己の心身が回復され、体と魂の分離ができる。
夜寝る前に私がする布団の中でできるヨガ呼吸法である。息を吸い、吸った息を頭ないし額まで上げる。しばし止める。吐く息を全身へ入れる。すると痛みのある部分がわかる。繰り返していくうちに体が布団に重く横たわり、魂が離れていく感覚が得られる。自分の体が器であると実感できる。その最中に時折「顔のようなもの」が去来するが、おそらくそれは自分の器に入った善(魂)または悪(魂)を表している。
2026年4月4日